『2050年問題』って?
『2050年問題』を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
日本では少子高齢化や環境問題など色々な問題が提言されていますが、特に問題となるのは少子高齢化だと思います。
今も介護施設や介護にかかわる人が少ない等の問題が起きています。それが2050年には、より顕著に表れると予想されています。
そんな中で私たちに出来る事は何があるのでしょう...
健康寿命を延ばす
『健康寿命を延ばす』それがまず私たち個人が取り組む課題だと思います。
ちなみに『健康寿命』とはWHOが提唱した新しい指標で、平均寿命から寝たきりや認知症など介護状態の期間を差し引いた期間とされています。
では『健康寿命を延ばす』ためには、まず寝たきりや認知症にならないようにしなければなりません。
・寝たきりになる主な原因がこちら
・認知症
・脳卒中
・骨折
・高齢による衰弱(フレイル)
今回のコラムでは寝たきりの原因の中でも『骨折』の予防を取り上げていきます。
※骨粗鬆症についてのコラムはこちら
高齢者の骨折は転倒によるものがほとんどですが、若い人が転倒して骨折することはあまりありません。
では何が違うのでしょうか。
それは骨強度です。
骨強度は加齢と共にドンドンと弱くなってしまいます。
では骨強度を維持する方法は無いのでしょうか。
維持する事は難しいですが、弱くなっていくのを緩やかにすることは可能です。
その方法の一つは定期的に体を動かして骨に刺激を与えること、すなわち運動です!
運動は体に良い♪♪
運動は体に良い♪♪
そんな漠然としたイメージはあると思いますが、骨にも良いとご存知でしたか?
運動の思わぬ効果! 骨も鍛えられる!!
最近ではアスリートのみならずランニングに打ち込む方や、ダイエットや健康に気を付けてウォーキングをされている方が増えています。
運動することで筋肉が鍛えられる事は周知の事実ですが、筋肉は骨に固定されていますので、強い力を発揮するためにはその支えである骨も比例して強くなくてはなりません。
では、骨を強くするためにはどうすれば良いのでしょうか。
骨は運動により刺激を与えることで骨密度が高まるという特徴があります。
運動しない状態である宇宙空間や寝たきり状態等では、骨への刺激が減ってしまい骨密度が減少してしまうという研究結果があるそうです。
この事からも重力に反発する運動により、骨密度が高まっていくと想定されます。
突然の激しい運動は禁物!まずは簡単な運動から。
せっかく運動をはじめたのに骨折を招いては意味がありません。
まずは軽い運動から始めましょう。
まずは軽い運動から始めましょう。
もし、ランニングやウォーキングが難しい場合は、下記の室内運動で刺激を与えるのもオススメです。
※転倒しないように椅子の背などを掴んだ状態で行うと安全です。
室外での運動でビタミンD3を生成!これで一石二鳥!
※転倒しないように椅子の背などを掴んだ状態で行うと安全です。
簡単に室内で出来る運動
・かかと落とし
かかとを上げてつま先立ちの状態から、かかとをストンッと落とす。
・片脚立ち
片方の足をある程度上げて、反対側の脚だけで立つを左右交互に行う。
・スクワット
膝がかかとより前に出ないように気を付けて腰を下ろして上げる。
(ヒザへの負担が気になる場合は深く腰を落とさなくても大丈夫)
・ジャンプ
説明するまでも無いと思います。ジャンプする事で骨に刺激を与えます。
まずは負担の少ない小さいジャンプから始めてみましょう!
・かかと落とし
かかとを上げてつま先立ちの状態から、かかとをストンッと落とす。
・片脚立ち
片方の足をある程度上げて、反対側の脚だけで立つを左右交互に行う。
・スクワット
膝がかかとより前に出ないように気を付けて腰を下ろして上げる。
(ヒザへの負担が気になる場合は深く腰を落とさなくても大丈夫)
・ジャンプ
説明するまでも無いと思います。ジャンプする事で骨に刺激を与えます。
まずは負担の少ない小さいジャンプから始めてみましょう!
室外での運動でビタミンD3を生成!これで一石二鳥!
外で運動を行う事で日の光を浴びる事が出来て紫外線によりビタミンD3が体内で生成されます。
ビタミンD3は腸管からのカルシウム吸収を促進させ、骨芽細胞にも直接作用する事から骨量の増加が期待できます。
運動で食欲増進! そしてバランスのよい食事を!
骨を鍛えるためには、まずはその元となる栄養を摂取しないと始まりません。
そのためにも運動を行い食事をバランスよく取るようにしましょう!
ただカルシウムは摂取しても吸収されにくい栄養素ですので、吸収の良いイオン化されたカルシウム製剤をオススメしています。