COLUMN
コラム
紫外線はもちろん、肌を衰えさせる要因がいっぱいです。
後で後悔しないように、夏に受けたダメージは今のうちにきちんとケアしておきましょう。
夏の肌ダメージチェック
「夏は肌年齢が上がる季節」とも言われるほど、ダメージを受けやすく、肌を老けやすくしてしまいます。
適切なケアをせず、そのまま放置してしまうと「夏老け肌」になってしまうので要注意です!
まずは今のあなたが現在どのくらい夏の肌ダメージを受けているかチェックしてみましょう。
この夏、あなたがどう過ごしたか、当てはまるものにいくつでもチェックを入れてください。
✔️ 家の中では日焼け止めを塗らない
✔️ 日焼け止めを塗らずにマスク外出をしたことがある
✔️ 洗濯物を干す時やゴミ出し時には日焼け止めを塗らない
✔️ 汗をかいたときはタオルでごしごし拭く
✔️ 1日中冷房の効いた部屋にいる
✔️ 保湿ケアは冬よりおろそかになっている
1つでもチェックが入ったら、肌ダメージを受けてしまった可能性があります。
複数ならかなりダメージを受けてしまったかも。
夏老け肌要注意です!
そもそもなぜ夏老け肌になるのでしょうか。
主な要因を見ていきましょう。
夏老け肌になる3大要素
夏に受ける肌ダメージの要因は、紫外線だけではありません。
大きく分けて次の3つになります。
1.紫外線
■光老化とは
紫外線による老化を「光老化」といいます。
実は光老化が肌老化全体の約80%を占めているとも言われています。
紫外線はメラニンの生成を促進し、真皮にダメージを与えるなどして、シミやシワ、たるみなどの原因となります。
正に美肌にとっての大敵です。
■曇りや室内、短時間でも要注意!
曇りの日や、家の中でも雲や窓を透過して十分日焼けします。
晴れの日を100%とすると、曇りでは50%~60%、雨の日でさえ30%程度の紫外線が降り注いでいます。
また、洗濯物を干したり、ゴミを出したりする「ほんの数分だけだからだいじょうぶ」というのも危険です。
少しずつでも積み重なればその影響は大きく、わずか数分外に出ただけでも、いつの間にか腕がうっすら浅黒く日焼けしていた経験はありませんか?
つまり、顔の肌も相当ダメージを受けているということです。
■日焼け止めなしのマスク外出
コロナ禍で多くなったのが、「マスクをつけているからだいじょうぶ」と、日焼け止めを塗らないで外出してしまうことです。
これはシミが大量発生するリスク大です!
マスクは顔の動きでズレますし、紫外線はすき間からも容赦なくさし込んできます。
また、マスクの内側は潤っているのではなく、ふやけている状態。
肌のバリア機能も低下しているところに、紫外線が直撃するとなると、肌へのダメージは相当です。
面倒でも日々の紫外線対策は怠らないように注意しましょう。
2.汗・皮脂
よく汗で肌は潤っているものと勘違いされがちですが、実は汗をかくと肌の水分と油分バランスが崩れ、潤いは奪われて乾燥します。
夏の汗は、体温を調整してくれる大切な役割もありますが、汗をかきすぎると肌にとっては強い刺激となり、「あせも」や「とびひ」などの原因にもなります。
汗や皮脂の過剰な分泌は、「肌のくすみ」「毛穴つまり」「にきび」などのさまざまな肌トラブルを引き起こし、夏老け肌の要因となります。
肌バランスが崩れるだけでなく、汗に含まれる塩分が肌に付着し、ごしごし拭いたり、マスクなどで擦れたりすると、見た目にはわからない細かな傷がつくことにもなります。
汗は、ごしごし拭くのではなく、やさしく押さえるように拭くのが基本です。
拭いた後は保湿を忘れないようにしましょう。
日々の丁寧なお手入れの積み重ねで、美肌力に差がでますよ!
3.冷房・扇風機
湿度の低い冬とは違い、日本の夏は湿度が高いので肌も乾燥していないと思うのは間違いです。
夏場の冷房や扇風機などによる乾燥と冷えも、夏老け肌の要因となります。
この時期、過剰に冷房が効いている室内に長時間いたり、扇風機の風を直に受けたりすることで、肌の乾燥は進みます。
それは同時に、健康や美容の大敵である「冷え」に繋がる状態であるともいえます。
「冷えは万病の元」と言いますが、カラダが冷えると血行が滞り、頭痛や肩こりなど体調面に加え、肌細胞に栄養が届きにくくなるため、肌荒れやシミ、くすみなどの肌トラブルが起こりやすくなります。
カラダを冷やし過ぎないよう注意しましょう。
夏のダメージを秋口にリセット!3つの肌ケア
夏の肌ダメージをそのまま放置しておくと、肌の老化が一気に進行してしまいます。
夏老け肌をリセットするためにも、秋口には3つのケアをしっかり行いましょう!
◆1.洗顔と保湿
紫外線ダメージよる肌のごわつきは、なるべく低刺激なクレンジング剤や洗顔料でやさしく洗いましょう。
肌に負担をかけずに汚れはしっかり落とし、ごわつきを徐々に改善していきましょう。
前述のとおり、汗が出ると肌は潤っているように感じられても、実は肌の水分と油分のバランスが崩れて、カラダも肌も乾燥しています。
夏はベタつきが気になるので、化粧水だけでさっぱりと簡単にすませたいと思われがちですが、秋になると気温や湿度の低下で、肌はさらに乾燥しやすい状態に。
そのため、秋口はより丁寧に「高保湿」することが大切です。
たっぷりの化粧水で肌に水分を与え、油分が含まれる乳液やクリーム、足りないと感じる場合には、美容液やオイルなどをプラスして、しっかりと保湿しましょう。
◆2.冷え対策
真夏のうだるような暑さは収まっても、秋口はまだまだ冷房が必要な日が続きます。
とくにこの時期は寒暖差が激しくなりますので、肌のバリア機能が低下し、より乾燥しがちになります。
カラダを冷やし過ぎたり、扇風機の風を直接浴びたりしないように注意し、時々肩を回すなどストレッチをして、血行をよくしましょう。
また、暑い日でもシャワーだけや冷たい飲みものだけを飲むのではなく、湯船にゆっくり浸かったり温かい飲み物を飲んだりするなどして、カラダを冷やし過ぎないように注意しましょう。
◆3.生活改善
外側のケアだけでなく、内側からのアプローチも大切です。
内側をおろそかにし、体調を崩していたら美肌成果はでません。
外側からのケアを行いながら、美肌に欠かせない「バランスの良い食事」「良質な睡眠」「適度な運動」、「ストレスフリー」な生活を心がけましょう。
しっかりケアしている時間がないという場合には、手軽に市販の医療品やサプリメントで内側からケアしてあげるのもいいでしょう。
細胞の若返りや肌に良いとされるプラセンタなどがおすすめです。
カラダがキレイになると、肌の調子も良くなります。
内側からと外側、この両輪が整ってこその「脱夏老け肌」です。
この夏、しっかりとスキンケアをしていたつもりでも、目に見えない肌の奥にはダメージが蓄積されている可能性があります。
そのままにしているとやがてさまざまな肌トラブルを起こしてしまいます。
夏に受けたダメージを少しでもカバーするためにも、秋口の間に肌にやさしいスキンケアと生活習慣を心がけましょう。