COLUMN
コラム
いざメイクをしようと鏡を見てビックリ!
春先は意外と肌トラブルが起きやすいシーズン。
春こそしっかりしたお肌ケアが必要です。
その理由と簡単にできるスキンケアをご紹介します!
春先の肌トラブル5つの要因
気候も良くなり、気分も明るくなる春。
真冬や真夏と違って「お肌も調子がいいはず」と思ったのに、冬よりもお肌ピリピリ、ガサガサと敏感に!?
春先にはこのようなお肌に関するお悩みが意外と多く、実は肌トラブルが増えるシーズンでもあるのです。
その要因は、主に以下5つの理由が考えられます。
1.気温の変化
春先は気温の変化が激しく、最も寒暖差の大きい時期でもあります。
カラダもきついと感じますが、お肌も同じです。
温度の変化にお肌がついていけず、皮脂のバランスが崩れてしまい、バリア機能が低下しやすくなるのです。
2.春風と空気の乾燥
「冬が終わったから、もう乾燥はだいじょうぶ」は要注意!
実は、春に日本にやってくる高気圧は暖かい乾いた空気を運んできて、空気中の水分が蒸発しやすくなるため、冬と同レベルで大気が乾燥しやすい状態になるのです。
つまり、春こそ日々のしっかりとした保湿ケアが大切になります。
3.紫外線の急増
「まだ夏前だから紫外線対策は必要なし」という油断は禁物!
春の太陽はぽかぽかと緩いようですが、実は3月頃から紫外線の量が急激に増え始めます。
さらに、春の紫外線はシミやしわの原因となるA波(UVA)で、1年を通して最も強い時期とも言われています。
この紫外線はA波については、後ほど「実は怖い春の紫外線」で詳しく解説いたします。
4.環境の変化
日本の春は新年度のスタート時期でもあります。
環境が大きく変化することが多いので、ストレスを感じやすいシーズンとも言えるでしょう。
このストレスがホルモンのバランスを崩したり、自律神経の乱れを起こしたりしてお肌トラブルの要因となってしまうのです。
5.花粉や黄砂などの外部刺激
春は花粉に悩まされる季節でもあります。
花粉が衣類に付着することは知られていますが、実はお肌にもしっかり付いています。
くしゃみや目のかゆみなど、アレルギー反応が生じる花粉症。
お肌にも同じことが起きています。
花粉が付着すると、アレルギー反応としてそこから痒くなったり、かさついたり、赤くなったりなど、さまざまな肌トラブルが生じます。
3月は暖かくなったと言っても冬と同じくらい空気が乾燥しているので、肌のバリア機能が低下していますから、そこに花粉が付くことによって肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
実は怖い春の紫外線
地上に届く紫外線は、「紫外線A波(UVA)」と「紫外線B波(UVB)」という2種類。
春に多いのがA波で、夏に多いのがB波と言われています。
スピーディーに肌を赤く日焼けさせる紫外線がB波で、じっくりと肌の奥まで届く紫外線がA波です。
A波はB波ほど肌に急激な変化を与えないので、一見してB波よりも影響が少ないように思えますが、実はA波の方がシミやしわなど肌トラブルの要因になるとされています。
紫外線A波は、波長が長いので肌の奥深くまで浸透し、コラーゲンを変性させるなど、徐々に肌へ悪影響を与えていきます。
これがしわやたるみなどの老化の原因になるのです。
長い時間をかけて、気づかないうちにじわじわと肌のバリア機能を低下させ、さまざまな肌トラブルを生じさせていくのです。
さらに、紫外線A波は、B波の常時20倍以上も地上に降り注いでいると言われています。
A波は雲や窓ガラスを通り抜けやすいという性質を持っているので、曇りの日や日当たりの良い家の中でも、紫外線対策を怠らないように注意しましょう。
春に気をつけたいスキンケア5つのポイント
春の肌トラブルを予防するための日々のスキンケアとして、特に注意したい5つのポイントをご紹介します。
◆クレンジング
春は花粉やほこりなど肌に汚れが付着しやすい上に、気温も徐々に上がるので皮脂の分泌も増え、皮膚に汚れが溜まりやすくなります。
家に帰ったらすぐにクレンジングと洗顔を行う習慣をつけることが大切です。
ただし、この時期のお肌は特に敏感なので、刺激の少ないクレンジングクリームや天然素材の固形石けんがオススメ。
洗顔は必要以上にゴシゴシと洗わず、やさしく洗ってあげてくださいね。
◆スキンケア
洗顔後は必ずスキンケアの基本である化粧水と乳液による保湿を行うようにしてください。
保湿されていないと、お肌のバリア機能が崩れて肌トラブルを引き起こしてしまいます。
乳液をつける際は、顔全体をリフトアップするようにやさしくマッサージしてあげると血行不良も解消されてより効果的です。
この時ピリピリとした刺激を感じる場合は、バリア機能が低下しているサイン。
この場合は、バリア機能の代わりになるワセリンなどの刺激がない、かつ浸透しにくいものをお肌に塗ってあげましょう。
毎日のスキンケアでお肌をしっかり潤ってあげることでバリア機能を高め、いつまでも美しいお肌をキープしてくださいね。
◆紫外線・花粉症対策
春に強くなる紫外線A波や花粉症対策も美肌づくりのポイント。
肌に合った日焼け止めはこの時期必須アイテム。
日傘や長袖着用などのデイリーケアも大切です。
また、A波はカーテンをすりぬけて家まで入ってきてしまうため、室内でもUVカットの化粧品などを使って紫外線対策をしましょう。
花粉症対策としては、花粉が吸着しやすい油分が多いファンデーションを避け、帰宅後はすぐに洗い流すようにしましょう。
◆生活習慣の見直し
春は新年度がスタートし、環境が変わるなど何かとバタバタしがちです。
生活のリズムも乱れやすくなるので、睡眠不足やストレスなど、肌トラブルの要因が起こりやすくもなります。
バランスの取れた食事と良質な睡眠、早寝早起きなど、生活習慣を見直すこともとても大事です。
また、運動不足もお肌のターンオーバーを妨げ、肌トラブルを起こす要因となりますから、ウォーキングやストレッチなど、日々の生活の中で意識してカラダを動かすようにしましょう。
◆市販の医療品やサプリメントでケア
なかなか効果が出ない、あるいはしっかりケアしている時間がないという場合は、手軽に市販の医療品やサプリメントで内側からケアしてあげるのもいいでしょう。
細胞の若返りや肌に良いとされるプラセンタなどがおすすめです。
外側からのケアにプラスして内側からもケアしてあげると、より効果が出やすいですよ。
まとめ
春は紫外線も強くなったり、春風に舞った花粉やほこりが肌に付着したりと、外からの刺激を受けやすい季節。
バリア機能が低下している肌は敏感に反応し、一気にダメージを受けて肌トラブルが発生します。
実は肌にとって怖い春ですが、イベントや出会いの多い季節でもあるからこそ、健やかな美肌をキープしたいですよね。いつも以上にお肌を大切に、しっかり対策してくださいね。