カルシウムが不足すると、血液中のカルシウムイオンの量を保つために、骨や歯からカルシウムを補充しようとします。その際に骨を溶かす副甲状腺ホルモンが分泌され、骨がもろくなり骨粗しょう症や骨折が起こりやすくなります。
また、カルシウムが骨から血液中に流出することにより、逆に血管や脳のカルシウムの量が過剰になり、心筋梗塞や脳梗塞、認知症などさまざまな病気の原因となります。これをカルシウム・パラドックスと呼んでいます。
こうしたリスク低減に、日頃からカルシウム摂取を心がけましょう。
コラムのトップに戻る